一般歯科

Medical care

用語

小さな虫歯は金属やプラスティック系の素材あるいはセラミックスなどを使って詰め物をして治します。
このような処置を充填処置(じゅうてんしょち)と呼びます。

もう少し大きな虫歯は金属やセラミックなどを用いてかぶせます。
このような処置を歯冠補綴(しかんほてつ)といいます。

さらに虫歯が大きくなると神経を取るなどの処置をおこなうことになります。
この治療を歯内療法あるいは根管治療と呼びます。

虫歯がひどくなって、どうにもならなくなった歯は抜くしかありません。抜歯(ばっし)と言います。

抜いたあとの欠損を治す処置を欠損補綴(けっそんほてつ)といいます。
取り外し式の入れ歯や、ブリッジと呼ばれる固定式の入れ歯などがあります。
現在では医療技術の進歩に伴って、歯の移植や、インプラントといわれる人工の歯が、欠損補綴に用いられることが多くなりました。

【麻酔の話】歯科治療が怖いという方へ

~ 静脈内鎮静法という方法があります ~

歯科治療に対する不安や恐怖心が強い方のために、きじまデンタルクリニックでは静脈内鎮静法をおこなっています。
向精神薬を静脈内投与し、治療に対する不安感や恐怖心を和らげるものです。

この麻酔法は全身麻酔ではありません。

手術中は患者様の意識を残したまま、恐怖などの精神的ストレスを取りのぞいて治療や手術をおこないます。うたた寝をしているような、また、ほろ酔い状態のような、とてもリラックスした状態で治療を受けることができる麻酔です。
反射はもちろん意識を残す安全な方法ですが、心電図や血圧、酸素飽和度などをモニターしてより安全性に留意しておこなっています。
私は麻酔科研修時代に胸部外科、腹部外科、産婦人科、整形外科など外科系各科の手術に全身麻酔をかけてきました。
その数は1,000例以上にのぼります。
経験をいかして全身麻酔に比べてはるかに安全な静脈内鎮静法を用い、安全でストレスの少ない治療や手術をおこなっています。
不安感や恐怖心の強い方や高血圧の方、また嘔吐反射の強い方などにおすすめします。

二次う蝕

ええっ? また虫歯~? 治した歯なのに・・・
こんな経験ありませんか?
せっかく治療したのにまた虫歯ができてガックリされた方も多いと思います。
しかし残念ながらこの現実はさほど珍しいことではありません。
虫歯の治療で大切なことは細菌を取り残さないことです。

その原因は:

①詰め物やかぶせ物の精度が悪く、うまく合っていない。

②詰め物と歯の境界でエナメル質の破損が起こった。

③治療した際に虫歯の取り残しがあった。

④患者様のブラッシングの問題。

などです。きじまデンタルクリニックではそれらの原因すべてに対応する治療を心がけています。

タバコと歯科疾患の不都合な関係

今ではタバコを吸えばガンにかかりやすくなることは誰でも知っています。
よく知られているのは、肺ガンや喉頭ガンですが、歯肉ガンや舌ガンも喫煙と高い相関関係を示します。
喫煙はガンだけではなく、歯周病やインプラントにも悪影響をもたらします。タバコには多くの成分が含まれていますが、特にその中でもニコチン、タール、一酸化炭素が歯肉に問題をもたらします。ニコチンは歯肉の血流量を下げて血行障害を起こしますし、タールは歯の表面にこびりついて歯垢や歯石をつきやすくします。一酸化炭素は酸素よりヘモグロビンと結びつきやすく、口腔粘膜や歯肉の血行障害に拍車をかけます。

また歯肉が貧血状態になりますので、歯周病にかかっていても歯肉の発赤や出血が起きにくく、歯周病の発見を遅らせます。
タバコは吸う人だけでなく周りに受動喫煙をもたらします。よく言われることですが、タバコは百害あって一利なしです。

以下に関連したホームページをご紹介します。
日本医師会のHP
日本臨床歯周病学会のHP
国立ガン情報センターのHP

レントゲンをデジタル化しました

これまでアナログのレントゲン写真で診断していましたが、デジタルに変えてから次のメリットが発生しました。

①迅速な診断ができます(撮って10秒ほどで画像診断が可能です)
②患者様の被曝線量が従来に比べて、最大で1/8程度に軽減
③現像液やフィルムなどを使用しないために環境への負担を軽減
④小さな画像をモニター上に大きく拡大表示して、患者様とともに閲覧ができ、説明や分析が可能

また計測や濃度の調整などが可能になりましたので、さらに正確な診断ができるようになりました。

カール・ツァイスの双眼ルーペ

使ってみて驚いたのはその明るさで、肉眼で見るよりもはるかに対象が明るくはっきり見えます。解像度も遠近感のつかみやすさも申し分がなく、今ではこれがないと治療ができません。
これまで使っていた拡大鏡とライトの付いた耳鼻科用の額帯鏡ではとても見えなかったものがはっきり見えます。

0.1mmほどの細い縫合糸がまるでエナメル線のように見えますし、直径0.5mmほどの歯を削るドリル刃が摩耗しているかどうかまで見ることができます。
これだけ見えれば治療や手術の精度も向上して、最小限の侵襲で治療や手術がおこなえます。

きじまデンタルクリニックでは手術用双眼ルーペだけでなく、手術用実態顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して診療をおこなっています。
裸眼で診療をおこなうことはありません。

低被曝線量のCTを導入しました

一般的な虫歯の治療
歯周病の治療、手術、メンテナンス
日帰り手術(親知らずの抜歯、
良性腫瘍やのう胞の摘出、 外傷の処置や縫合など)
欠損補綴 (失われた歯の修復。
ブリッジや入れ歯・インプラント・歯の自家移植をおこないます)
顎関節症
手術用実体顕微鏡(マイクロスコープ)を用いる精密な治療や手術などです。

歯科治療の根幹となる歯周治療と歯内療法には特に力を入れています。