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マイクロスコープを使った治療 Microscope

手術用実体顕微鏡 マイクロスコープ

マイクロスコープ

手術用実体顕微鏡(マイクロスコープ)を使うと従来の治療法とは一線を画す高精度の治療が可能になります。

例えば:
◆ MTAを使った直接覆髄法で神経を抜かずに温存する
◆ 確実な根管治療を達成する
◆ 膿を持った歯を抜かずに根っこの先端の未切り取る手術
◆ 割れた歯やヒビがはいった歯を治療する
など従来困難だった治療ができるようになります。

数々のメリットのある治療法ですが、治療時間が長くなるのと保険診療ではない点がデメリットと言えます。
しかしそのメリットはデメリットをはるかに凌駕します。

治療にかかる時間や費用に関しては治療内容によりケース・バイ・ケースですが、通常1時間から4時間で3万円から12万円ほどです。

マイクロスコープを使う治療法

マイクロスコープを使う治療法

手術用実体顕微鏡(マイクロスコープ)を使うと、とても精密な治療や手術ができます。

特に歯内療法という歯の内部の治療には絶大な威力を発揮します。
歯内療法のことを根管治療ともいいます。

これまでは歯の根っこの先端部を内側から見ることはできませんでした。
ですから、神経を取ったり、根っこの先にできた病巣を治したりする治療は、盲目的に手探りでおこなってきました。

ですがマイクロスコープを使えば、歯の内部を明るく照明して、10倍から20倍ほどに拡大して見ることができます。
こうすれば術野を明視して、確実な治療や手術ができます。

日本の現状では、まだマイクロスコープを使用する歯科医は全体の数パーセントしかいません。
肉眼ではとても見えないところの手術(マイクロサージャリー)や、一般的な治療にも絶大な支援を与えてくれます。

最新の手術用顕微鏡(マイクロスコープ)

最新の手術用顕微鏡(マイクロスコープ)

きじまデンタルクリニックに2台目のマイクロスコープが入りました。

ドイツメーラー社のアレグラ330という機種で三重県では第一号です。
光源はハロゲンとLEDの2種類で根管治療と手術用と使い分けができます。

発注時の手違いから記録用ビデオカメラの取り付け角度に問題がありましたが、ドイツの本社でパーツの製作が終わり現在は本格稼働しています。

マイクロスコープで見るとこのように見えます

下顎の大臼歯の根尖部を歯の内部から見た写真

これは下顎の大臼歯の根尖部を歯の内部から見た写真です。
この写真では見にくいのですが、実際にはもっとよく見えます。

ピンク色に見える場所は虫歯が残っているところです。
色素で何度も何度も染色して感染部位を取っていきます。

歯の根っこの先まで見えますから、虫歯をほぼ完全に取りのぞくことができます。

虫歯を取り残すリスクが限りなくゼロに近づいたのです。

歯内療法以外にもインプラントや口腔外科領域、歯周病領域などあらゆるシーンで活用できるパワフルなアイテムです。

マイクロスコープを使用した治療の一例 イスムス

マイクロスコープを使用した治療の一例

マイクロスコープで根管内を拡大視野で観察するとしばしば多くの感染歯質が残っている症例に遭遇します。
根管内は右の図のように複雑な形状を示すことが多く治療は決して簡単ではありません。

青の矢印はイスムスと呼ばれる分岐した根管のバイパスです。
抜随処置(いわゆる神経を取る処置)などでイスムスの血行が途絶えるとイスムスの内部に存在する歯髄は壊死組織となり感染源となります。
そのためレントゲン写真で治療結果を見る限りはうまく治療ができているのに痛みが取れない、歯茎が腫れるなど慢性的な細菌性炎症が続きます。

他院で治療を受けた後、再発して当院を受診した方のケース

右の写真は他院で治療を受けた後、再発して当院を受診した方のケースです。
赤い矢印で示したモヤモヤした場所がイスムスのある場所です。ここには多数の細菌が存在します。

イスムスを肉眼で見ることはほぼ不可能です。
したがって従来の治療法ではほとんど除去できません。
しかしマイクロスコープを使えば直視できますので超音波治療器で除去が可能です。

イスムスを除去した後の状態

イスムスを除去した後の状態が右の写真です。
術前と術後を上の写真と比較すると2本あった根管がひとつになり、不潔な組織がなくなってきれいな状態になっているのがお分かりになると思います。

根管の一番奥の白くなっているのは根尖部と呼ばれる根っこの先端部分です。
このケースのように感染源をすべて取り除くと感染根管は完治します。

高精度の詰め物 ゴールドインレー
マイクロスコープで見た画像

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奥歯に詰める材料はなにが良いのでしょうか?
セラミックス?プラスティック?金?銀?

答えはゴールドです。

最近は見えることのない奥歯にもセラミックスやプラスティックなどが多用されています。
しかし、これらは耐久性や精度などの点で問題があり、前歯などよく見える部分にのみ使用するのが無難です。

奥歯には強い力が働きます。見た目より機能を重視して、割れたり欠けたりしない金属で修復するほうが後々のトラブルが少ないです。

しかしゴールドを使えばなんでも良いというものではありません。
技工士さんが作ってくれたゴールドの詰め物(ゴールドインレーといいます)を無調整で歯に付けてマイクロスコープで見てみます。写真1です。
あまりいい適合とは言えません。そのまま歯にセットしてしまえば保険診療で使う銀歯となんら変わらないのです。
ゴールドはよく延びます。このゴールドの特性を利用して歯との境界でマジックマージンというテクニックを使って歯に密着させれば、すばらしく精度の高い修復が可能です。

マジックマージンテクニックで処理が終って、セメントでくっつけた状態

写真2はマジックマージンテクニックで処理が終って、セメントでくっつけた状態です。
歯と一体化したように見えます。
歯とゴールドインレーの間にはセメントの痕がまったく見えません。

写真1と写真2を拡大して並べて比較してください。 明らかな違いがおわかりになると思います。
ここまで密着すると、歯とゴールドの間には段差がなくなります。検査専用の針で探ってもまったく引っかかりはありません。天衣無縫とまでは言いませんが、二次的な虫歯ができるリスクはきわめて低くなります。
言い換えれば一番長持ちする治療法と言えるのです。

平成3年にきじまデンタルクリニックで治療したゴールドインレー

きじまデンタルクリニックでは、現在ゴールドインレーの調整はすべて顕微鏡下でおこない徹底的に適合させます。

写真3のゴールドインレーは平成3年にきじまデンタルクリニックで治療したものです。
マージンがギザギザしているとなりの銀歯と比較してください。
平成3年当時はまだマイクロスコープがありませんでした。
しかし、肉眼で治療をしてもこれくらいの違いが出るものなのです。マイクロスコープを使っている今日、きじまデンタルクリニックにおける修復精度はさらに高精度となっています。

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